トリノ五輪
いよいよ明日トリノ五輪開幕。トリノと言えば、イタリアの北西部、ピエモンテ州の州都である。我が愛車フィアットの本社がある街でもある。イタリア全州踏破を目指す私もトリノは行ったことがない。一応、ピエモンテはマッジョーレ湖に行くのにストレーザまで行ったので、踏破したことにしている。
五輪報道のお陰で最近イタリアを目にすることが増えて来て嬉しい。選手イタリア到着を伝えるニュースで懐かしいマルペンサ空港を見るにつけ、イタリア行きたい病が再発している。最後にイタリアに行ってからもう1年経つ。ちょっと禁断症状が出ているのだ。また、ニュースから流れるネイティブなイタリア語も郷愁をかき立てる。
イタリアで冬季五輪が開かれるのは1956年のコルティナ・ダンペッツォ以来半世紀ぶりだ。コルティナ・ダンペッツォは何回か行ったことがあるが、とても上品な避暑地のイメージがある(夏しか行ったことがないので)。物価も高い。ロープウェイで登った山の上から全景が見える。地元民が「ここはオリンピックが開かれたんだぜ。ほら、あそこで開かれたんだ」と自慢げに指さした先には、古めかしいスタジアムがあった。ドロミテの景色は気高く、心に残っている。ここに載せた写真はコルティナ・ダンペッツォとドロミテの山々である。
思い出に残っている冬季五輪は、札幌、アルベールビル、長野かな。やはり日本人が活躍しないと興味は薄れるね。札幌は70m級(今はノーマルヒルって言うのね)の笠谷、金野、青地の金・銀・銅独占とジャネットリンくらいしか思えていないが。で、90m級(ラージヒル)に期待していたら、散々な出来だった。
アルベールビルはメダル獲得数が多かったから面白かったんだけど、やっぱり伊藤みどり。フィギュアではかなり不利だと思われたあのルックスでの銀メダルは金に等しかった。トリプルアクセルを成功させた後のあの笑顔が今でも心に残っている。妹の結婚前の家族旅行で那智勝浦のホテルで見ていた。あと、ノルディックの萩原も覚えているが、あとは覚えがない。
長野はメダルラッシュだったが、ジャンプ(ラージヒル)個人の船木、団体の原田、スピードスケートの清水。母が亡くなってすぐ私はインフルエンザにかかり、ベッドの中で長野五輪を見ていた。
トリノではどんな感動が観れるのだろう。参加することに意義があるとか言われるが、やはりスポーツは勝ってなんぼ。勝たないと観ている方も興味は半減する。私達がわくわくし、何年も語り継がれる様な活躍を見せて欲しいものである。
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